【1月13日 CGTN Japanese】中国南部の広東省仏山市の医療救急指揮センターの通信指令員が、突発的な病気で会話能力を失った患者に、スマートフォンを叩かせることで住所などの詳細を確認して救助しました。

 医療救急指揮センターで電話通報を処理する通信指令員を務める王蘭蘭さんは6日午前4時37分に電話を受けました。救急車が必要かどうかを繰り返し尋ねても、先方からはうめき声と何かを叩く音だけが聞こえてきました。王さんによると、救急通報に無音の嫌がらせ電話がかかってくることも少なくありません。しかし王さんは、この電話は尋常なことではないと直感しました。王さんはしばらく考えてから、「あなたは今、話せないのですか。もしそうなら、スマホを2回叩いてください」と言いました。すると、向こうから「トン、トン」という音が聞こえてきました。王さんは「マンションの番号を叩いて教えてください」などと丁寧に誘導し、患者の詳細な居場所の確認に成功すると、ただちに救急車の出動要請をするとともに、警察にも連絡して協力してもらいました。救急車が現場に向かう間、王さんは患者と意思疎通を続け、相手を落ち着かせました。10分後には救急車が現場に着き、患者は無事救助されました。

 その患者は22歳で、突発的な失語と運動機能障害のため、うめき声や叩く音しか出せなかったとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News