淡水産動物の4分の1、絶滅の危機 研究
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■湿地帯の減少ペースは森林の3倍
淡水産動物への主な脅威としては、汚染やダム、取水、土地利用の変化、農業、侵略的外来種、病気、気候変動、異常気象が挙げられている。
淡水源の減少は、淡水産動物の重要な生息地であり、気候調整装置としての機能を有するという重要性にもかかわらず、「ほとんどの場合は目に触れず、意識もされないまま」起きているという。
この研究によれば、沼地や湿地、池などの湿地帯は1970~2015年に約35%が失われた。森林の3倍のペースだという。
長さ1000キロを超える川の約3分の1は、もはや全域でよどみなく流れてはいない。
著者らは「最近まで、淡水域は地球環境ガバナンスにおいて陸地や海水域と同じ優先順位を与えられていなかった」と指摘している。(c)AFP