【1月7日 CGTN Japanese】中国国家電影局がこのほど発表したデータによると、2024年の映画の興行収入は425億200万元(約9133億円)で、うち中国国産映画の興行収入は全体の78.68%を占める334億3900万元(約7180億円)でした。都市部にある映画館の観客動員数は延べ10億1000万人で、スクリーン総数は9万968に達しました。

 また、映画供給の面では、年間制作本数は612本の劇映画を含む計873本でした。年間興行収入が1億元(約21億5000万円)を超えた映画は79本で、うち国産映画は55本でした。年間興行収入トップ10の新作映画のうち、上位7位まではすべて中国の国産映画でした。また、年間トップ 5の映画はいずれもコメディー要素を含み、興行収入はいずれも20億元(約430億円)の大台を突破しました。

 さらに、中国全土で展開された映画の公益上映では、農村部を回るデジタル映画の上映ツアー(映画館がなく地元の施設を利用した映画上映)は280本で、4万3000チームを組んで821万回にわたり映画の公益上映が実施され、観客動員数は約4億3200万人でした。

 2024年の元旦、春節(旧正月)、清明節の連休期間の興行収入はいずれも史上最高を記録しました。映画鑑賞で消費を促す優遇策の適用期間は春節、夏休み、中秋節、国慶節などの重要な連休期間をカバーし、映画のロケ地を巡り旅行することは文化消費の新しいトレンドとなっています。業界では一般的に、映画の視覚効果は観客を引き付けるプラス要素であるが、優れたストーリーを語り、高品質なコンテンツを盛り込むことこそ、中国映画の工業化制作の核心となる競争力だと考えられています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News