【12月21日 CGTN Japanese】高倉健さん没後10周年を記念した『幸福の黄色いハンカチ』上映会が17日、北京電影学院で開催されました。

 北京電影学院の責任者の周志軍氏は、「2006年に北京電影学院の客員教授として招かれた高倉健さんは、中日映画文化の交流を深め、北京電影学院に貴重な思い出を残した。映画は国境を越え、各国の文化交流を促進する重要な役割を果たしている。このイベントを通じて、高倉健さんの芸術的な功績を振り返り、両国の文化の相互理解と共有がさらに進むことを願っている」と述べました。

 在中国日本大使館の金杉憲治大使は、「高倉健さんが生み出した作品は、中国の観客に対する日本や日本文化の印象を大きく変え、日中両国の友好の象徴となった。中国の年配の方々には高倉健さんはよく知られた存在だが、今回初めて彼の作品を観る方もいることだろう。高倉健さんの作品やその魅力が、日本と中国の両国でより多くの世代に受け継がれていくことを心から願っている」と話しました。

 上映後には、高倉健さんの映画人生をめぐる交流セッションも行われました。参加者からは、「アニメ『ダンダダン』では、高倉健さんと同姓同名のキャラクターが理想的な男性像として描かれている。そこで初めて高倉健さんを知った。今回、初めて彼の映画を観て、改めて高倉健さんは完璧な男性だと実感した」「高倉健さんの演技に深く感動した。彼の表情は非常に豊かで、内面の繊細な感情を見事に表現していた。今後は高倉健さんの他の映画作品を観てみたい」などの感想が語られました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News