【12月26日CGTN Japanese】中国の李強総理は25日、北京の人民大会堂で中国を訪れた岩屋毅外相と会談しました。

 李総理はその際、「現在、中日関係は改善発展の重要な時期にある。先月、習近平国家主席は石破茂首相とペルーで会談し、双方は中日の戦略的互恵関係を全面的に推進するために共に努力し、新時代の要求に合致する建設的で安定した中日関係の構築に力を入れることで一致した。中国側は日本側と協力し、この正しい方向性を把握して両国指導者が達成した重要な共通認識を実行に移し、二国間関係の持続的かつ健全な発展を推進し、実務協力におけるより多くの新たな成果を収めることを望んでいる」と期待を寄せました。

 李総理はまた、「中日両国は一衣帯水の隣国で、引っ越すことのできない隣国であり、『互いに協力パートナーであり、互いに脅威にはならない』ことは両国が共にした厳かな約束だ」と強調したうえで、「日本側が中国側と向き合って、中日間の四つの政治文書で確立された諸原則を順守しながら、歴史を直視し、未来志向で意見の相違に建設的かつ適切に対応し、中日関係の大局を守ることを望んでいる。世界発展の不安定性・不確定要素が増す中、双方は経済貿易関係を拡大させ、互恵協力を深め、両国企業と国民により多くの恩恵をもたらす必要がある。国の交流は国民の親睦にあり、人的交流と文化交流をさらに活性化し、友好の基盤を固めていかなければならない」と指摘しました。

 岩屋外相は、日中両国は2000年以上の友好交流の歴史を持っており、現在は地域と国際問題に対して重要な責任を負っていると強調したうえで、日本側は中国側と共に努力し、両国指導者が確定した方向に沿って各レベルの往来、特に民間交流を活性化し、互恵協力と民意の改善を促し、戦略的互恵関係を全面的に推進させ、建設的で安定した日中関係を構築していきたいとの考えを示しました。(c)CGTN Japanese/AFPBB News