【12月23日 CGTN Japanese】第26回ハルビン氷雪大世界(ハルビン氷祭り)が21日に正式に開園しました。今年の園内のレイアウトと構築物はアジア冬季競技大会の要素を十分に取り入れ、アジア冬季スポーツの盛会に向けた序曲を奏でています。

 世界的にも有名な氷雪テーマパークである中国黒竜江省のハルビン氷雪大世界は、中国の冬季観光のユニークな「名刺」として知られています。氷雪大世界営業部の孫澤旻副部長は、「今年のテーマは『氷雪同夢、アジア同心(氷雪の夢を共有し、アジアの心をひとつに)』で、2025年第9回アジア冬季競技大会のモットーそのものだ。園内のメインゲートである『氷雪同夢』には、氷雪とハート形が交差するデザインが施され、アジア各国・地域が同じ氷雪の夢を見ていることを象徴している。園内に入ると、大会公式マスコットキャラクターの『浜浜(ビンビン)』と『妮妮(ニーニー)』が訪れる方々に『ハルビンへようこそ』と可愛らしく伝えている」と紹介しました。

 園内の中心に位置するメインタワー「アジア同心」は、大小さまざまな氷の柱で構成されており、アジア・オリンピック評議会(OCA)の公式エンブレムをイメージしたデザインで、タワーの中心は太陽の形をしており、アジアとアジアのスポーツの繁栄を象徴しています。両側を巨大な竜と鷹に囲まれた氷柱は下から次第に吸い込まれながら徐々に上昇し、団結と共同発展のビジョンを表現しています。

 園内にはOCA加盟国・地域のランドマークを氷雪で再現したエリアもあります。中国の天壇、日本の大阪城、韓国の崇礼門、モンゴルの国家宮殿などが登場し、訪れた人々は足を運ばずにアジアを旅することができます。

 また、ハルビン氷雪大世界では、黒竜江省初の全景ファンタジーステージショー『王の戦車』も21日に開演しました。このショーは、音と光、電気技術を駆使して氷雪文化と女真族の歴史を革新的に解釈し、千年前の女真部族の生活様式を再現しています。

 さらに、今年は24本の「スーパーアイススライダー」、園内の各所に散らばった20本以上の小さなアイススライダー、10本の「スーパー雪そり」スライダー、空から見ると巨大な雪の結晶のように見える氷の迷路、カーリング場、スケートリンク、サイクリング場など、さまざまなエンターテインメント施設が登場しました。大人から子供まで、ここでは誰もがウインタースポーツの楽しさを満喫できます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News