ロシア人の国際フェンシング連盟会長が自ら停職 復帰からわずか4日
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【12月5日 AFP】ロシアのオリガルヒ(新興財閥)のアリシェル・ウスマノフ氏(71)が、国際フェンシング連盟(FIE)の会長職を自ら停止したと、同国メディアが4日に報じた。
ウスマノフ氏はロシアのウラジーミル・プーチン大統領の盟友で、西側の制裁対象となっているが、11月30日のFIE総会で会長に選出されていた。
代理人は「ウスマノフ氏に対して科された法的根拠のない制裁がFIEとその活動に及ぶことを避けるため」の措置だと説明しつつ、詳細には言及しなかった。
ウスマノフ氏は2008年からFIEの会長を務めたが、ロシアのウクライナ侵攻後の2022年、プーチン氏とのつながりを理由に欧州連合(EU)から制裁を受け、同年に停職となっていた。
同氏が職務を停止している間はエマヌエル・カチアダキス氏が会長代行を務めていた。
ウスマノフ氏の復帰が決まった際、ウクライナは「憤慨している」と反発していた。(c)AFP