【12月4日 AFP】男子テニスの元世界ランキング1位で、四大大会(グランドスラム)で単複通算19勝を挙げたオーストラリアのニール・フレーザー氏が死去した。91歳。同国テニス協会が3日に発表した。

フレーザー氏は、シングルスで3回、ダブルスで16回のグランドスラム優勝を果たした。1959年の全米選手権(現在の全米オープン)では男子シングルスと男子ダブルス、混合ダブルスの3冠を達成し、同年の国別対抗戦デビスカップ優勝にも貢献した。

同胞の名選手ロッド・レーバー氏(86)は、フレーザー氏について「オーストラリアテニス界の黄金時代に生まれた真の逸材」とたたえ、自身がグランドスラムの決勝で2度同氏に敗れたことに触れながら、「私をより良い選手にしてくれた」と話した。(c)AFP