試合中に倒れたフィオレンティーナMF、意識あり会話も クラブ発表
このニュースをシェア
【12月3日 AFP】サッカーイタリア・セリエAのフィオレンティーナは2日、前日の試合中に突然倒れたMFエドアルド・ボーブについて、搬送先の病院で意識があり、反応もしっかりしていると発表した。
クラブによると、ボーブは2日午前に目を覚まし、挿管が外され、家族やクラブの経営陣、監督、チームメートと話をした。数日中に詳しい再検査が行われるという。
ボーブは1日に行われたインテル戦の開始16分に突然ピッチに倒れ、フィレンツェ市内にある病院の集中治療室(ICU)に緊急搬送された。試合は0-0のまま中断し、延期が決まった。
1日夜に行われた最初の検査では、ボーブの中枢神経系と心肺系に重大な損傷は確認されなかった。
フィオレンティーナは4日にエンポリとのイタリア杯を控えるが、クラブのゼネラルマネジャー(GM)を務めるアレッサンドロ・フェラーリ氏は、ボーブがチームメイトに予定通りプレーしてほしいと伝えたと明かした。また、ボーブのイタリアでの今後のキャリアを考えるのは「時期尚早」だとも付け加えた。
セリエAでは2021年、当時インテルに所属していたデンマーク代表のクリスティアン・エリクセンが欧州選手権の試合中に心停止で倒れ、クラブを退団しなければならなくなった。
イタリアのプロスポーツは選手のメディカルチェックに厳しく、植え込み型除細動器(ICD)を装着してのプレーを認められなかったエリクセンは、22年1月にイングランド・プレミアリーグのブレントフォードと契約。現在も同リーグのマンチェスター・ユナイテッドでプレーしている。(c)AFP