中国産リンゴ 世界生産量の半分超
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【12月1日 CGTN Japanese】中国リンゴ産業協会と国家リンゴ産業技術システムが発表した最新のデータによりますと、中国でリンゴの輸出と消費規模はダブル成長を実現し、リンゴの生産量と消費規模はいずれも世界一をキープしています。しかも、中国のリンゴ先物は世界初の生鮮果物先物品種となりました。
いま、中国ではリンゴの栽培面積は約193万ヘクタールで、2023年のリンゴ生産量は前年同期比4.27%増の4960万1700トンに上り、世界生産量の57.36%を占めており、1位となりました。2~5位は、EU・欧州連合(1268万3000トン)、トルコ(496万8000トン)、米国(430万トン)、インド(240万トン)の順です。
また、リンゴの国際貿易では、2023年の中国産生鮮リンゴの輸出入総量は前年比4.38%減の87万8400トンで、濃縮リンゴ果汁の輸出量は同32.83%減の26万8100トン、輸入量は同68.85%増の34万8900トンでした。干しリンゴの輸出量は同684.06%増の764万4200トンでした。そのほか、中国産リンゴ酒、リンゴ酢、砂糖漬け干しリンゴなどの新商品も国際市場で人気がますます高まっています。
現在、中国が独自の育成者権を有するリンゴ品種は152に上り、新設果樹園の7割以上は国産品種を栽培しており、全国で新設果樹園の半分以上は現代化した栽培モデルを採用しています。中国リンゴ産業協会は2025年にリンゴ産業ブランド強化プランを実施し、ビッグデータや人工知能(AI)などのいわゆる新たな「農具」を利用してリンゴ産業の高度化を加速させる計画です。(c)CGTN Japanese/AFPBB News