【12⽉11⽇ Peopleʼs Daily】港珠澳大橋(Hong Kong-Zhuhai-Macao Bridge)の開通は2018年10月23日だった。6年が経過した現在、この橋を利用する交通は粤港澳大湾区(広東・香港・マカオグレーターベイエリア、Guangdong-Hong Kong-Macau Greater Bay Area)にとって「常態」になった。10月22日時点で港珠澳大橋の珠海道路通関所を経て広東(Guangdong)、香港(Hongkong)、マカオ(Macau)を往来した旅客数は延べ6230万人を超え、車両は累計1276万台を超えた。9月時点で、通行した貨物の総額は9427億元(約20兆1000億円)に達した。

 珠海道路通関所から西に向かうと20分足らずで港珠澳越境貿易グローバルセンター倉庫に着く。この倉庫の建設に投資した港珠澳集団の林陞(Lin Sheng)会長によると、倉庫には電子商取引(EC)の関連会社が多く入居し、大陸部各地からの1日当たり最大で6万個の小包が集まって香港やマカオに配送される。

 この倉庫と道路を隔てて、広東・香港・マカオ物流パークの1期分が稼働しており、2期分も完工した。主な業務は中継集積や越境EC関連で、現在までに物流企業10社が入居し、さらに多くのEC会社の施設と連携しており、業務量は着実に増加している。パークのさらに西には、高欄港総合保税区や空港国際スマート物流パークなどが連なっている。

 税関の幹部によると、港珠澳大橋の貿易貨物通過量は増え続けている。今年に入ってから橋を経由して越境したトラックは前年同期比13.7%増の50万台を超え、1~9月の物品貿易総額は同10.4%増の1649億7000万元(約3兆5100億円)に達した。

 香港住民の施さんは週末、家族を乗せて車を運転して港珠澳大橋を通って広東省の珠海市(Zhuhai)に行き、ショッピングと食事を存分に楽しんだ。施さんは、「休日になれば家族と車で大陸部に行きます。一度の旅行で粤港澳大湾区全体を回れるのはとても便利です」と語った。香港やマカオの住民にとって自家用車で大陸側に行くことが、新たな旅行のスタイルになった。

 2023年には、マカオと香港の車両の大陸部乗り入れが認められた。港珠澳大橋の通関所は、その唯一の指定通関所であることで、通過車両が爆発的に増えた。2024年年初来の通過車両は前年同期比82.8%増、2019年同期の5.75倍の435万台に達した。10月22日までに港珠澳大橋を通って大陸部に乗り入れた香港とマカオで発行されたナンバープレートを持つ車両は延べ384万台を超え、本土に出入りした香港とマカオ住民は延べ3560万人を超えた。

 税関は増え続ける車両に対応するために、通関の便利化措置を次々と打ち出した。港珠澳大橋の通関所では「貨客兼用通路」の改良が終わり、22本だった香港やマカオに向かう乗用車の検査通路を35本に増やした。税関や出入境管理局などは、検査場所の流れを従来の「直列型」から「並列型」に改良することで、検査効率を約50%向上させた。香港やマカオに向かう乗用車の検査能力は1時間当たり1500台に達した。(c)Peopleʼs Daily/AFPBB News