Xとの蜜月の終わり 「偽情報」拡散で報道機関が離脱
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■読者の減少は限定的?
既に斜陽化している新聞各紙のX離脱がもたらす具体的な影響はまだ分からないが、各紙は既に読者数の減少を見越している。
ラ・バングアルディア紙のジョルディ・フアン編集長はAFPに対し、「Xでニュース記事を見て購読を申し込む読者もいるので、定期購読者の数はおそらく減るだろう」と主張。
一方で、「Xは他のプラットフォームと比べてニュースサイトへのトラフィックが少ない」ため、そうした読者の減少は限定的だろうと話した。
米公共ラジオNPRがツイッターを離脱した半年後の2023年10月、ニーマン・ジャーナリズム財団は報告書で、離脱によるトラフィックへの影響は「無視できる」レベルだと指摘した。
X離れの恩恵を受けているプラットフォームの一つはおそらく、Xと同じ機能を多く提供している分散型SNS「ブルースカイ」だろう。
ブルースカイは15日、24時間でユーザーが100万人増加したと発表した。だが、ユーザー数は1600万人で、推定数億人とされるXに比べると依然として小規模だ。
国境なき記者団(RSF)技術部門の責任者を務めるバンサン・ベルティエ氏は、「厳密に言えば、Xが現在提供しているものに代わるものはない」「だが、それらをつくり出す必要があるかもしれない」との考えを示した。
Xからの離脱は、全体的に「民主国家がプラットフォームの規制に失敗している表れ」だと指摘。
マスク氏の存在は「情報に関する悪夢のような状況という過激な側面」を象徴しているかもしれないが、「問題はもっと根深い」と述べた。(c)AFP/Paul RICARD