レバノン国連軍に要員派遣の40か国、攻撃を非難
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【10月13日 AFP】国連レバノン暫定軍(UNIFIL)に要員を派遣する40か国は12日、共同声明を出し、同軍に対する「最近の攻撃を強く非難する」と述べた。
イスラエル軍がレバノン南部でイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)との戦闘を続ける中、UNIFILはここ数日間に本部や他の拠点で「繰り返し」攻撃を受けたとしている。攻撃で少なくとも要員5人が負傷した。UNIFILは、イスラエル軍が「意図的に」攻撃したと主張している。
国連(UN)のポーランド政府代表部がX(旧ツイッター)に投稿した共同声明では、40か国が「このような行動は直ちに停止され、適切に調査されるべきだ」としている。声明には主要な要員派遣国であるインドネシア、イタリア、インドのほか、兵士数百人を派遣するガーナ、ネパール、マレーシア、スペイン、フランス、中国などが署名した。
約50か国が要員約9500人を派遣するUNIFILは、2006年のイスラエル・ヒズボラ紛争の停戦を監視することを任務としている。
同年、国連安全保障理事会(UN Security Council)で、レバノン南部には同国軍と国連平和維持軍のみが展開されるべきだとする決議が採択され、UNIFILの役割が強化された。
フランス、イタリア、スペイン3か国は11日に開いた首脳会議で、UNIFILへの「攻撃」は決議に違反しており、終わらせる必要があるとの点で一致した。
UNIFILのアンドレア・テネンティ(Andrea Tenenti)報道官は、基地内を含め多くの被害が出ており、UNIFILの活動が「非常に困難」になっているとAFPに語った。(c)AFP