フィスがジャパンOP優勝 敗戦寸前から仏勢対決制す
発信地:東京
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【10月2日 AFP】男子テニス、木下グループジャパンオープン(Kinoshita Group Japan Open Tennis Championships 2024)は1日、シングルス決勝が行われ、チャンピオンシップポイントをしのいだアルトゥール・フィス(Arthur Fils)がウゴ・アンベール(Ugo Humbert)とのフランス勢対決を5-7、7-6(8-6)、6-3で制し、優勝を飾った。
世界ランキング24位のフィスは第2セットに敗戦目前まで追い詰められたが、そこから巻き返してパリ五輪でダブルスを組んだアンベールとの激戦に3時間4分で勝利。ツアー通算3勝目、今年はハンブルク・オープン(Hamburg Open 2024)に続く2勝目を挙げた。
ここ約40年では最年少の大会王者となった20歳のフィスは「とんでもない決勝だった。信じられない試合になるのは分かっていた」とコメントし、「すごく厳しい試合だった。テニスは一瞬で流れが変わることもある。きょうは勝ったが、負けていた可能性もあった」と振り返った。
男子ツアーでは4年ぶりとなったフランス勢対決の決勝については、アンベールと「この瞬間を共にできてよかった」と喜び、「すごく親しい仲で、彼の方が少しだけ年上だから兄のような存在」と話すと、「コートの内外ですごく助けてくれる。とてもいい関係を築けている」と語った。
対する世界19位のアンベールは、ツアー決勝で初の黒星を喫した。ここまで無傷の6連勝中だったが、男子ツアー史上初となるデビューから決勝7連勝はならなかった。(c)AFP/Andrew MCKIRDY