【9月26日 AFP】レバノンのイスラム教シーア派(Shiite)組織ヒズボラ(Hezbollah)との戦闘でイスラエル軍による空爆の犠牲者が増える中、米国のジョー・バイデン(Joe Biden)大統領とエマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領は25日、21日間の即時停戦を求める共同声明を複数の国と共に発表した。

 両大統領は、ニューヨークで開催された国連総会(UN General Assembly)に合わせて会談を行った。両氏は1年にわたるパレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)での紛争が、中東地域の全面戦争に発展することに懸念を示した。

 米ホワイトハウスが発表した共同声明では、レバノンの状況は「容認し難く」「イスラエルの人々にとっても、レバノンの人々にとっても利益とはならない」と指摘。

「外交的解決に向けた時間を確保するをため、レバノンとイスラエル双方に21日間の即時停戦を求める」

 声明は、西側諸国と日本、ならびにカタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦といった主要なアラブ諸国と共同で発表された。(c)AFP