■ヒズボラ指導者の死

 ヒズボラに対する一連の爆撃が激化する中、9月27日、イスラエルがベイルート南郊にあるヒズボラの拠点を攻撃し、同組織の指導者ハッサン・ナスララ(Hassan Nasrallah)師と、イラン革命防衛隊(IRGC)の指揮官が殺害された。

 イランの最高指導者アリ・ハメネイ(Ali Khamenei)師は「ナスララ師の死は無駄にはならない」と誓った。

■イランがイスラエルに大規模ミサイル攻撃

 10月1日、イランはナスララ師とハニヤ氏の殺害に対する報復として、イスラエルに対して大規模なミサイル攻撃を行ったと革命防衛隊が発表。

 この攻撃は、イスラエルがレバノン南部でヒズボラに対する限定的な地上作戦の実施を発表した翌日に行われた。

 イスラエル軍のダニエル・ハガリ(Daniel Hagari)報道官は、「イランの攻撃には報いがある。われわれには計画があり、われわれが決めた場所と時間に作戦を実行する」と明言した。(c)AFP/Pascale JUILLIARD