【9月20日 AFP】米大リーグ(MLB)は19日、各地で試合が行われ、ロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)の大谷翔平(Shohei Ohtani)はMLB史上初のシーズン50本塁打、50盗塁を達成。その後さらに51本塁打、51盗塁と記録を更新した。

 マイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)戦に1番・指名打者(DH)で先発出場した大谷はこの日、二塁打2本、本塁打3本と計5本の長打を含む6打数6安打を記録し、10打点、4得点を挙げるモンスター級の打撃を披露した。9回に3打席連続となる一発を放ち、笑顔でダッグアウトに戻る際には、敵地ローンデポ・パーク(LoanDepot Park)にファンの声援が鳴り響いていた。

 大谷は試合後のインタビューで、この試合での打棒爆発について「要因はちょっとわからないけど、これだけ打てたことは人生でもない。自分が一番びっくりしているという感じ」だと、通訳を介してコメントした。

 ドジャースのデーブ・ロバーツ(Dave Roberts)監督は、クラブハウスで勝利を祝っていた際、選手たちに対して大谷の偉業について言及し、「この競技は200年以上にわたってプレーされてきた」「そして、これは一度も成し遂げられなかったことだ」と称賛した。

 一方、あくまでもチームに集中しようとしている大谷は、「きょう、本当に勝てて良かった」とコメントしつつ、50-50の達成に大きな注目が集まっていた中で、「早く決めたいというのがあった。きょう決められて、一生忘れられない日になるんじゃないか」と語った。(c)AFP