【9月11日 AFP】フォーミュラワン（F1、F1世界選手権）に参戦するアストンマーティン（Aston Martin F1）は10日、F1マシンの天才デザイナーであるエイドリアン・ニューウェイ（Adrian Newey）氏と契約を結び、同氏がマネジング・テクニカル・パートナーに就任することを発表した。

　F1史上最高のデザイナーと広くみなされているニューウェイ氏は、5月にレッドブル（Red Bull）離脱を発表し、アストンマーティン加入が既定路線となっていた。新しい職務は2025年3月からスタートさせる。

　アストンマーティンのローレンス・ストロール（Lawrence Stroll）代表は、ニューウェイ氏が「おそらくこの分野で世界最高の人物」と称賛。「彼ほど世界選手権を制した人は誰もいない」と話し、「紳士だが勝者や競争者でもあり、勝ちたいという情熱と意欲を持っている」と評価した。

　一方のニューウェイ氏は、数々のチームからのアプローチがあった中でアストンマーティンを選んだのは、ストロール氏の情熱に魅了されたからだと話し、「チームには、アストンマーティンが世界王者になるのに必要な重要なインフラのピースがすべてそろっている。その目標を手助けできるのがすごく楽しみだ」と語った。

　ニューウェイ氏はアストンマーティンで、チーム代表の息子のランス（Lance Stroll）と、総合優勝2回を経験しているフェルナンド・アロンソ（Fernando Alonso）という、二人のドライバーと仕事をすることになる。(c)AFP/John WEAVER