【9月10日 AFP】(更新)中国サッカー協会(CFA)が10日、賭博や八百長に関与したとして、43人に永久資格停止処分を科した。国営新華社通信が報じた。

 処分を受けた人物の中には、元中国代表の3選手や元韓国代表MFの孫準浩(Son Jun-ho、ソン・ジュンホ)らも含まれるという。中国公安部によると、国内試合における違法賭博や八百長に関する約2年間の捜査で128人の名前が上がった。今回処分された43人はその中に含まれる。

 孫は中国スーパーリーグ(1部)の山東泰山(Shandong Taishan FC)に所属していた際に八百長や収賄に関わったとされた。孫は2023年5月に中国で拘束された後、今年3月に韓国に戻っている。

 同じく山東泰山でプレーした元中国代表の金敬道(Jin Jingda)も処分の対象となった。

 中国は近年、スポーツ界、とりわけサッカー界における汚職の取り締まりを強化しており、これまでに協会上層部の約10人が摘発されている。

 3月には陳戌源(Chen Xuyuan)前会長が収賄の罪で無期懲役を言い渡されたほか、8月には李毓毅(Li Yuyi)元副会長も収賄で懲役11年の判決を受けた。(c)AFP