毛皮農場の動物からウイルス100種類超検出 中国研究
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■「警鐘」
ホームズ氏は、コウモリ由来コロナウイルス「HKU5」に似た「HKU5様ウイルス」を最も懸念しているという。過去にアブラコウモリから検出されているこのウイルスは今回、飼育下のミンク2匹の肺から発見された。
このウイルスは中東呼吸器症候群(MERS)を引き起こすMERSコロナウイルス(MERS-CoV)の近縁種。
「コウモリから飼育下のミンクに種を越えて感染したのが確認された点は、警鐘として受け止めるべきだ」とホームズ氏は述べ、「このウイルスは監視が必要だ」と忠告した。
野生の哺乳類の間では、数千種の未知のウイルスがまん延していると考えられている。科学者たちは、こうしたウイルスが毛皮農場で飼育されている動物に感染し、そこからさらにヒトへ感染する可能性を懸念している。
新型コロナウイルスの起源に関しては、コウモリ由来のウイルスが野生動物の取引を通じてヒトに伝播(でんぱ)したとする説が有力視されている。
「私は野生動物の取引が、SARS-CoV-2を出現させたと強く信じている」とホームズ氏は述べた。「それと関連する毛皮農場の取引もまた、新たなパンデミックウイルスを容易にもたらす可能性があると思う」
論文では、毛皮農場の飼育動物の中でも特に、「高リスク」ウイルスが最も多く検出されているミンク、タヌキ、モルモットについて監視を強化するよう求めている。(c)AFP/Daniel Lawler