【8月22日 AFP】米国務省は21日、政府高官がニューヨークでチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ(Dalai Lama)14世(89)と会談したと発表した。高官レベルによる直接会談は異例。

 ダライ・ラマは治療のため訪米中で、国務省のウズラ・ゼヤ(Uzra Zeya)次官と国家安全保障会議(NSC)のケリー・ラズーク(Kelly Razzouk)大統領特別補佐官と21日に会った。

 会談でゼヤ氏は、「チベット人の人権を推進し、独自の歴史、言語、文化、宗教遺産を保護する努力を支援するという米国のコミットメントを再確認」した。

 ゼヤ氏はまた、「中国とダライ・ラマおよびその代表者との対話再開への米国の支援」についても議論した。中国政府とチベット指導部との対話は2010年以来、凍結されている。

 ダライ・ラマは今年、ニューヨークで膝の手術を受け、7月には順調に回復していると述べていた。(c)AFP