映画界のレジェンド、アラン・ドロンさん 世界中から追悼の声
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■「私たちの心の中では永遠の存在」
晩年は表舞台から退いていたにもかかわらず、私生活では注目を浴び続けた。3人の子どもは、同居人兼アシスタントの女性をハラスメントと脅迫行為で訴え、他方で、ドロンさんの健康状態をめぐりメディアや法廷で論争を繰り広げた。
ドロンさんの遺志もあり、国葬は予定されていない。ドロンさんは生前、仏中部ロワレ(Loiret)県ドゥシー(Douchy)の自宅敷地内に眠る愛犬たちの近くに埋葬してほしいと語っており、地元当局への打診も始めていた。自身が死去したのもドゥシーだ。
AFPの取材に応じたロワレ県の副知事によれば、県は「大筋で認めていた」という。
密葬を執り行うか、追悼の場を映画界にも広げるかは子ども3人に委ねられている。
自宅の入り口の外には、多数のファンが花を手向けていた。
姉妹で訪れていた女性は、「私たちの心の中では永遠の存在」だと語り、「私たちの青春の一部が失われてしまった。とても悲しいです」と話した。(c)AFP/Francois BECKER