■南北選手の自撮りが話題に

 卓球混合ダブルスでは、表彰台で銀メダルの北朝鮮の選手と銅メダルの韓国の選手が一緒に自撮りする様子が韓国で拡散され、団結を示す貴重な瞬間だと評価された。

 韓国の林鍾勲(Lim Jong-hoon)がサムスン電子(Samsung Electronics)のスマートフォンで撮った写真では、韓国と北朝鮮の選手、さらには金メダルを獲得した中国の選手も笑顔を見せている。韓国紙の中央日報(Joongang Ilbo)は「サムスンの電話で撮った、南北双方の国旗が写った写真」と伝えた。

■ドリームズ・カム・「トルー」

 スケートボード女子パークでは、14歳のアリサ・トルー(Arisa Trew、オーストラリア)が、観客も思わず立ち上がるほどの高難度の技を成功させ、オーストラリア史上最年少の五輪金メダリストになった。

 またこの種目には、中国のセイ・コウコウ(Zheng Haohao)が同国史上最年少となる11歳で五輪に出場。それでもセイは「五輪のスケートボードと言っても、家の近くでやるのとそんなに変わらない。少し観客が多いだけ」と報道陣に語った。

■「いじめ」に勝った性別騒動ボクサー

 ボクシング女子では、性別騒動が大きな話題を呼んだイマン・ヘリフ(Imane Khelif、アルジェリア)と林郁婷(Lin Yu-ting、台湾)が金メダルを獲得した。

 二人はどちらも女子世界選手権(2023 IBA Women's World Boxing Championships)の性別検査で失格となったが、国際オリンピック委員会(IOC)によって今大会の出場を認められたことが大きな騒動になった。

 大会を終えたヘリフは、金メダルを獲得したのは「攻撃」と「いじめ」に対する完璧な対応だと語り、「私には出場資格が十分ある。私は女性だ。他の女性と何ら変わりはない。私は女性として生まれ、女性として生き、女性として競技してきた」と訴えた。

■五輪史に残る5連覇

 レスリング男子グレコローマンスタイル130キロ級で金メダルを獲得したキューバのミハイン・ロペスヌニェス(Mijain Lopez Nunez)は、史上初となる五輪の同一種目5連覇を達成し、カール・ルイス(Carl Lewis、米国)やマイケル・フェルプス(Michael Phelps、米国)といった五輪を象徴する選手を上回って大会の歴史に名を残した。

 まもなく42歳になるロペスヌニェスは引退の意思を示すべく、試合後にはマットの中央にレスリングシューズを置いた。

■「無課金おじさん」

 射撃混合10メートルエアピストルで銀メダルを獲得したトルコのユスフ・ディケッチ(Yusuf Dikec)は、競技中のカジュアルなスタイルで一夜にして話題になった。

 射撃競技では選手は通常、イヤーマフやシューティンググラス、帽子などの専用の装備を身に着けるが、ディケッチは普通の眼鏡をかけ、代表チームのTシャツを着て、左手をポケットにさりげなく入れるというポーズで目を引いた。(c)AFP