【8月13日 CGTN Japanese】中国中部の湖北省武漢市に住む呉さん(22)はネイル愛好家です。最近爪の様子が少しおかしくなったことに気づき、病院に行って検査を受けたところ、ヒトパピローマウイルス(HPV)に感染していたと知らされました。

 呉さんはこれまで何年もネイルサロンでいろいろなスタイルのネイルアートを試してきましたが、最近になって爪の隙間に透明のできものができたことに気づきました。武漢市第一病院皮膚科へ行き受診し、検査の結果、医者から「これらの小さいできものはウイルス性いぼの症状で、HPV感染によるものだ」と言われました。主治医の肖医師によると、ネイルアートを施す際、一般的な甘皮処理、爪のケア、古い角質除去などは皮膚の角質層を破壊し、表皮を傷める可能性があり、ウイルスに侵入する機会を与えてしまいます。

 幸い、呉さんが感染したHPVのタイプはハイリスク型ではなく、子宮頸がんなどの深刻な病気を引き起こすことはありません。このタイプのHPVは主に皮膚上にウイルス性のいぼができ、通常他人には感染せず、治療を通じて臨床完治できます。(c)CGTN Japanese/AFPBB News