【8月10日 AFP】仏警察が9日早朝、パリ五輪に出場していたエジプトのレスリング選手を女性への痴漢容疑で逮捕した。検察が明らかにした。

 身柄を拘束されたのは、レスリング男子グレコローマンスタイル67キロ級のムハンマド・サイード(Mohamed Elsayed、26)。同日の午前5時頃に、パリ13区にあるカフェの前で「女性客1人の尻に手を置いた」疑いが持たれている。

 サイードが釈放されたかどうかは確認されていない。仏日刊紙パリジャンによると、同選手は「泥酔」していたとされている。

 東京五輪の銅メダリストであるサイードは、7日に行われた1回戦で敗退。対戦相手のハスラト・ジャファロフ(Hasrat Jafarov、アゼルバイジャン)は、勝ち上がって銅メダルを獲得した。(c)AFP