高校生出場の米国などが男子マイルリレー決勝へ パリ五輪
発信地:パリ/フランス
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【8月9日 AFP】パリ五輪は9日、陸上男子4×400メートルリレー予選が行われ、米国は高校生のクインシー・ウィルソン(Quincy Wilson)が五輪の厳しい洗礼を受けたものの、決勝進出を決めた。
1月に16歳になったばかりのウィルソンは第1走者で登場し、陸上の米国代表としては史上最年少の五輪出場を果たしたが、トップタイムを出した200メートル金メダリストのレツィレ・テボゴ(Letsile Tebogo、ボツワナ)からは3秒ほど遅れる47秒27に終わった。
それでも、第2走者のバーノン・ノーウッド(Vernon Norwood)が猛烈な走りを見せて巻き返した米国は2分59秒15でフィニッシュし、ボツワナ、英国に次ぐ組3位に入った。
ウィルソンは、スタッド・ド・フランス(Stade de France)の熱気を帯びた雰囲気が難しい初めてのレースを乗り切らせてくれたと話し、「すごかった。きょうはお客さんが走らせてくれた。根性と気持ちで走った。後ろには最高の3人がいて、今日は自分だけじゃないとわかっていたから」と述べた。
その中でもまだ五輪代表チーム入りを果たした偉業の大きさは実感できていない様子で、「正直のみ込めてない。家に帰ったら味わえるかも」とコメントしている。
日本は2分59秒48でこの組4位に入り、タイムで拾われて決勝に駒を進めた。(c)AFP
