■東南アジア全域で急増

 詐欺の拠点は、東南アジア全域で急増している。犯罪組織は、労働者を勧誘・拉致し、強制的にオンライン詐欺に従事させる。

 被害者らは、うその恋愛話や高収入をうたった仕事話に釣られて周辺地域を移動させられ、最終的には自らも偽の投資プラットフォームへの勧誘やその他の詐欺に加担することを強要されると話している。

 公式統計によると、合法なオンライン賭博企業では、外国人とフィリピン人合わせて6万人以上が働いている。一方、フィリピン大統領府の組織犯罪対策委員会(PAOCC)は、違法なオンライン賭博業界では最大10万人が働いていると推計している。

■フィリピン人を装った中国人なのか

 グオ容疑者の国籍をめぐっては、フィリピン人を装った中国人であるという疑惑も浮上している。南シナ海での領有権争いが激化する中、同容疑者の国籍は調査の重要な焦点となっている。

 当局による調査では、グオ容疑者の指紋が、特別投資家居住ビザ(SIRV)を取得した中国人のものと一致したことが報告された。

 オンティベロス議員は「これは私がずっと疑っていたことを裏付ける。グオ市長は偽のフィリピン人」だとし、「オンライン賭博事業による犯罪を促進するために、フィリピン人を装った中国人だ」と続けた。(c)AFP/ Allison Jackson and Cecil Morella