【8月12日 CGTN Japanese】中国中部にある湖北省武漢駅から宜昌東駅に向かうD5823便の高速列車で3日、のどに異物を詰まらせた7歳の男児が意識不明になり、非常に危険な状態に陥りました。列車のスタッフは発見後すぐにハイムリッヒ法(異物で上気道が閉塞され窒息しかけている人の背中と胸を打撃して気道を確保する方法)を用いて救助し、列車は本来停車しない潜江駅で緊急停車を申請し、男児はタイムリーに診察を受け、危険状態から脱出することができました。

 3日午前8時30分ごろ、武漢の旅客の男児・多多くん(仮名)が突然気を失いました。父親は多多くんを抱き、ひっきりなしにたたいて子供を目覚めさせようとしました。母親はすぐに列車のスタッフに助けを求めました。

 報告を受けた尹婵列車長がすぐに現場に駆け付け、両親に事情を聞き、多多くんが朝食に小籠包やゼリーなどを食べ、異物で喉を詰まらせたと判断しました。尹列車長は思い切ってハイムリッヒ法を用いて救助しながら、車内放送を通じて医師を探すようと手配しました。医師を探すアナウンスが何度も繰り返されましたが、残念なことに医療従事者はいませんでした。

 午前8時35分、尹列車長は列車運転手の楊真さんと連絡を取り、潜江駅での臨時停車の手配を頼みました。また、潜江駅で救急車が待機するよう連絡しました。

 鉄道旅客輸送に関する規定によりますと、列車は走行中、旅客の人身傷害や突発疾患が発生した場合、必要に応じて前方所在地の医療条件のある駅に臨時停車措置を要請することができるとのことです。

 中国鉄道武漢局集団管理所の確認を得て、本来武漢駅、漢口駅、荊州駅、宜昌東駅にのみ停車するD5823便は潜江駅で臨時停車することになりました。潜江駅に到着する前、尹列車長と多多くんの両親、熱心な乗客が力を合わせて救助を続け、多多くんは徐々に意識を回復し、大きく息を吐きだして泣き出しました。異物がまだ吐き出されていないため、多多くんの精神状態は悪く、眠りそうでしたが、尹列車長は多多くんと話し続け、目覚めさせていました。

 午前8時45分、列車は潜江駅に到着しました。多多くんは速やかに救急車へ運ばれ、入院して専門的な治療を受け、現在ほとんど回復したとのことです。(c)CGTN Japanese/AFPBB News