【8月5日 AFP】パリ五輪は5日、トライアスロン混合リレーが行われ、ドイツが金メダルを獲得した。しかし競技は混乱に陥っており、3か国から先週セーヌ(Seine)川を泳いだ選手が体調不良になったとの報告が上がった。

 パリ中心部で行われた競技では、ドイツのアンカーが僅差で米国、英国を抑えた。

 しかし、ベルギーは7月31日に行われた女子種目でセーヌ川を泳いだクレア・ミシェル(Claire Michel)が大腸菌に感染したためレースを棄権。さらにスイスもアドリアン・ブリフォード(Adrien Briffod)が胃腸炎にかかったため、代替選手の出場を余儀なくされた。また、男子種目に出場したノルウェーのベトレベルグスビーク・トルン(Vetle Bergsvik Thor)も胃腸炎になったことをAFPの取材に明かしている。

 トルンは「2日から3日にかけて、一晩中、12時間ほど体調が悪かった。食中毒だったのか、セーヌ川のせいだったのかは分からない」とコメントしている。

 仏当局はセーヌ川の水質改善のために、14億ユーロ(約2237億円)を費やし下水と雨水の処理施設を改良したが、水質検査で不合格になることが常となっている。

 大会組織委員会は、体調不良の原因がセーヌ川にあるとは限らないと強調しており、優勝したドイツのティム・ヘルビク(Tim Hellwig)も統括団体の世界トライアスロン(World Triathlon)が監督する水質検査を信頼していると述べた。

 ヘルビクは「誰も飛び込むことに不安はなかった。レースができて幸せだった」とし、先週行われた男子のレース後も目覚めは良好だったと明かした。(c)AFP