ウクライナのマフチクが女子走り高跳び金メダル パリ五輪
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【8月5日 AFP】パリ五輪は4日、陸上の決勝種目が行われ、女子走り高跳びではウクライナのヤロスラワ・マフチク(Yaroslava Mahuchikh)が開幕前の期待に応えて金メダル獲得を果たした。
世界女王で世界記録保持者でもあるマフチクは2メートル00を記録し、試技数差でオーストラリアのニコラ・オリスラガース(Nicola Olyslagers)を2位に抑えた。
3位には1メートル95を跳んだウクライナのイリーナ・ゲラシチェンコ(Iryna Gerashchenko)、オーストラリアのエレノア・パターソン(Eleanor Patterson)が並んだ。
ロシア軍の砲撃を受けて2022年2月から故郷のウクライナ東部ドニプロ(Dnipro)から避難しているマフチクは、先月自身が記録した2メートル10の世界記録には遠く及ばなかった。それでも、ウクライナ国旗の青と黄色のアイライナーを引いて臨んだ今大会でも金メダルを獲得するに足るパフォーマンスを見せ、第19回世界陸上ブダペスト大会(World Athletics Championships Budapest 2023)に続く優勝を飾った。
男子ハンマー投げでは、世界王者のカナダのイーサン・カツバーグ(Ethan Katzberg)が金メダルを獲得。カツバーグは1投目で84メートル12の大投てきを見せ、いきなりライバルたちを突き放した。
カツバーグは4メートル以上の差をつけ、79メートル97を記録したハンガリーのベンツェ・ハラース(Bence Halasz)を2位、79メートル39を投げたウクライナのミハイロ・コハン(Mykhaylo Kokhan)を3位に抑えた。(c)AFP
