【8月1日 AFP】パリ五輪は31日、テニス女子シングルス準々決勝が行われ、大会第1シードのイガ・シフィオンテク(Iga Swiatek、ポーランド)は6-1、2-6、4-1としたところで対戦した第8シードのダニエル・コリンズ(Danielle Collins、米国)が負傷棄権し、準決勝に駒を進めた。

 シフィオンテクは第3セット第1ゲームにコリンズの放った強烈なバックハンドが胸に当たる心配な瞬間もあった。コートにうずくまったシフィオンテクに対し、コリンズもすぐさまネットを越えて駆け寄り謝罪。シフィオンテクは一呼吸置いてから試合を続けた。

 一方のコリンズは第3セット第3ゲーム終了後にメディカルタイムアウトを取ってコートを退出。一度はプレーを続行したが、2ゲーム後に涙ながらに棄権した。

 ポーランド勢として、テニス競技で初のベスト4入りを果たしたシフィオンテクは、準決勝で第6シードの鄭欽文(Zheng Qinwen、中国)と対戦する。(c)AFP