【7月29日 AFP】ロシア国営タス通信(TASS)は28日、パリ五輪組織委員会がロシア人ジャーナリスト4人の取材資格を剥奪したと発表した。

 タスによると、4人はすでにフランスに入国し、取材許可証を受け取り、開会式など一部行事を取材していた。「組織委員会はフランス当局の決定だとしているが、具体的な理由には言及していない」という。

 資格を剥奪された中には、五輪取材7度目のベテラン記者も含まれているもよう。

 AFPの問い合わせに対し、国際オリンピック委員会(IOC)と仏外務省はまだ回答を寄せていない。

 これより先、一部ロシア人ジャーナリストは取材許可申請を拒否されていた。

 ロシアのウクライナ侵攻を受け、パリ五輪ではほとんどの競技でロシアとその同盟国の国籍を持つ選手の出場が禁止されている。国を代表しない「中立な立場」での参加を認められたロシア人選手は15人にとどまる。(c)AFP