【7月16日 AFP】ジョー・バイデン(Joe Biden)米大統領(81)は15日、NBCテレビのインタビューで、自身の「知力」に問題はないとし、心身ともに大統領として適格だとアピールした。

 ホワイトハウス(White House)でNBCのアンカー、レスター・ホルト(Lester Holt)氏による1対1のインタビューに臨んだバイデン氏は、「私は確かに年を取っている」が「トランプより3歳年上なだけだ。しかも、私の知力はかなり鋭敏だ」と主張。

 その上で、「『彼(バイデン)は81歳だ。83歳、84歳になったらどうなるんだろう』と疑問に思われるのは無理もない」と答えた。

 バイデン氏は、先週行われた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議関連の会合で、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領をロシアのウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と間違えて紹介。この日のインタビューでもたびたび言葉に詰まり、脈絡のない発言を行った。

 NBCのインタビューでは、政治家らしいイメージを打ち出そうとする様子が見られた一方で、いら立ちを見せる場面も何度かあった。

 トランプ氏が狙撃された事件による選挙戦への影響を問われると「私には分からない。あなたにだって分からない」と返答。

 さらに、「なぜあなた方は、彼(トランプ氏)が(1回目の討論会で)うそを20ほどついていたのに、そのことについて取り上げないのか」と問いただした。

 他方で9月に予定されているトランプ氏との2回目の討論会には出席すると確約した。(c)AFP/Danny KEMP