ウクライナ国境警備隊、不法出国試みた兵士を射殺
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【7月16日 AFP】ウクライナ国家捜査局(SBI)は15日、不法に出国を試みた兵士を国境警備隊が射殺したと発表した。
ウクライナは積極的な動員を開始しており、男性が兵役から逃れようと国外に脱出しているとの報告が相次いでいる。
SBIによれば、黒海(Black Sea)に面する南部オデーサ(Odesa)州で14日、徒歩でモルドバ国境に向かっていた兵士4人を、国境警備隊が発見・拘束した。「うち一人が逃走を図り、国境警備隊員に対して攻撃してきたため応戦し、官給品の武器で撃った」という。
SBIが本件について調査している。
国境警備隊のアンドリー・デムチェンコ(Andriy Demchenko)報道官は現地メディアに対し、隊員が銃を使用したのは自衛のためだと語った。
国境警備隊によると、西部国境を流れるティサ(Tysa)川を渡ろうとして、今年だけでも10人以上が死亡した。国境警備隊はここ数か月で、不法出国を試みた男性を数十人拘束している。(c)AFP