【7月10日 AFP】サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)は9日、準決勝が行われ、スペインは2-1でフランスに勝利。16歳のラミネ・ヤマル(Lamine Yamal)が大会最年少ゴールを決め、逆転で決勝進出を果たした。

 試合は前半9分にキリアン・エムバペ(Kylian Mbappe)のクロスからランダル・コロムアニ(Randal Kolo Muani)がヘディングシュートを決めてフランスが先制したが、スペインはここまでの5試合で1失点しかしていない相手から4分間で2ゴールを決め、逆転に成功した。

 まずは21分、13日に17歳の誕生日を迎えるヤマルがペナルティーエリア外からカーブをかけたミドルシュートを放つと、これが飛びついた相手GKマイク・メニャン(Mike Maignan)の指先を抜けてゴール左上隅に決まり同点。25分にはこぼれ球を巧みに収めたダニ・オルモ(Dani Olmo)が低いシュートを放つと、これが相手DFに当たってネットに吸い込まれた。

 ヤマルは見事な同点ゴールについて「ボールを受けた後は、あまり長く考えずにとにかくシュートした」と振り返り、「ただ楽しんでいるし、決勝に行けて誇らしい」と話した。

 欧州選手権で6連勝したチームは今回のスペインが初めて。次は最多記録を更新する4回目の優勝を懸け、オランダかイングランドの勝者と対戦する。(c)AFP/Dan WIGHTON