【7月5日 AFP】パリ五輪の開幕を3週間後に控える中、屋外の水泳競技が行われる仏パリのセーヌ(Seine)川の水質が改善したとの検査結果が、4日に発表された。

 パリ市の発表によると、暖かく晴れた天候が続いたためセーヌ川の大腸菌レベルは4日連続で許容範囲内に収まった。

 先週、水泳競技のスタート地点となるアレクサンドル3世橋(Alexandre III Bridge)では、大腸菌レベルが上限を超えていた。ある時点では、前日までの大雨による水路の未処理下水の増加が原因となり、大腸菌レベルは上限の10倍に達していた。

 セーヌ川では、7月30日、31日、8月5日にトライアスロンのスイミング、8月8日と9日にはオープンウオータースイミングが行われる予定となっている。(c)AFP