【6月17日 AFP】男子テニスのアンディ・マレー(Andy Murray、英国)は16日、今夏のパリ五輪に向けた英国代表メンバーに選出されたが、自身5度目の五輪となる今大会に出場するかについては「100パーセントの確信はない」と述べた。

【写真】リオ五輪で金メダルを獲得し、錦織と表彰台に立つマレー

 今シーズン中に現役を退く意向を表明しているマレーは、現在シングルス世界ランキングで97位と低迷しているが、四大大会(グランドスラム)と五輪の優勝経験者に国際テニス連盟(ITF)が設けている枠でパリ大会出場が認められた。マレーは2012年ロンドン五輪と16年リオデジャネイロ五輪で連覇を果たしている。

 代表のユニホームに身を包み、英ロンドンのクイーンズクラブ(Queen's Club)で取材に応じたマレーは、パリ五輪に出場するかどうか「100パーセントの確信はない」と述べ、「少し体の調子にもよる。今後数週間でどうなるか。現時点では出場する計画だが、単純ではない」と説明した。

 また、英代表は男子ダブルスですでに出場が決定しているジョー・ソールズベリー(Joe Salisbury)/ニール・スクプスキ(Neal Skupski)組の他にマレー/ダニエル・エヴァンス(Daniel Evans)組の出場もITF側に推薦しており、同ペアの出場可否は今月25日に判明する予定となっている。

 女子では2021年の全米オープン(US Open Tennis Championships 2021)を制したエマ・ラドゥカヌ(Emma Raducanu)がITF枠で出場する可能性があったが、長期の負傷離脱から復帰したばかりのラドゥカヌは、数週間でサーフェスを複数回変更しなくてはならないことから出場を辞退した。(c)AFP