【6月16日 AFP】サッカーイングランド・プレミアリーグのブライトン・アンド・ホーヴ・アルビオンFC(Brighton & Hove Albion FC)は15日、米国出身のファビアン・ヒュルツェラー(Fabian Hurzeler)氏(31)の新監督就任を発表した。ヒュルツェラー氏は同リーグ史上最年少監督となる。

 ヒュルツェラー氏は今季、ドイツ・ブンデスリーガ2部のザンクトパウリ(FC St. Pauli)をリーグ優勝に導いた。契約期間は2027年までで、今シーズン限りで退任したロベルト・デ・ゼルビ(Roberto De Zerbi)前監督の後任となる。

 ブライトンでは、38歳のジェームス・ミルナー(James Milner)、33歳のダニー・ウェルベック(Danny Welbeck)、32歳のルイス・ダンク(Lewis Dunk)ら一部の選手は自身より年上になる。

 ブライトンのトニー・ブルーム(Tony Bloom)会長は、ヒュルツェラー氏のザンクトパウリでの手腕を評価したと説明し、「われわれがチームに望むプレーに合ったスタイルを持っている。サポーターの皆さんにも納得して楽しんでもらえると確信している」とコメントした。

 ヒュルツェラー氏は「クラブにはユニークな歴史と未来への大胆なビジョンがある。このプロジェクトの一部になることができ非常に興奮している」と就任を喜んだ。

 プレミアリーグでは2021年にライアン・メイソン(Ryan Mason)氏が当時29歳でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)の暫定監督を務めたが、正指揮官としてはヒュルツェラー氏が史上最年少となる。(c)AFP