自転車競技にイエローカード導入 ライダーの安全性向上狙う
発信地:パリ/フランス
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【6月13日 AFP】国際自転車競技連合(UCI)は12日、ライダーたちの安全性向上を図るべく、イエローカードを導入すると発表した。
今季はヨナス・ヴィンゲゴー(Jonas Vingegaard、デンマーク)やレムコ・エベネプール(Remco Evenepoel、ベルギー)ら世界のトップクラスのライダーが負傷するなど、深刻な事故が相次いでいる。
イエローカードは今年8月1日から12月31日まで試験的に施行されるが、この間罰則は設けられない。来年1月1日からはSafeRプログラムの一環としてイエローカードが導入され、累積に対して制裁が科されることになる。
UCIのダビド・ラパルティアン(David Lappartient)会長は、「ライダーの安全はUCIの最優先事項」であるとし、「これを念頭に安全専用の組織であるSafeRを創設した」と述べた。
「本日発表された措置は、この新組織の取り組みの成果であり、より安全なスポーツに向けて前進するものと確信している」 (c)AFP