ラファ避難民キャンプにまた攻撃、21人死亡 イスラエル軍は否定
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【5月29日 AFP】パレスチナ自治区ガザ地区(Gaza Strip)の当局者は28日、最南部ラファ(Rafah)西部の避難民キャンプがイスラエル軍の攻撃を受け、少なくとも21人が死亡したと明らかにした。
同当局者は、「占領者(イスラエル)は避難民のテントを標的として攻撃した」と述べた。イスラム組織ハマス(Hamas)も、イスラエル軍の攻撃によって「数十人の殉教者とけが人が出た」と主張した。
これに対しイスラエル軍は、人道地域に指定されているラファ北西マワシ(Al-Mawasi)地区は「攻撃していない」と反論した。
一方、国連安全保障理事会(UN Security Council)は28日、同じくラファの避難民居住区で45人の死者が出た26日の攻撃をめぐり緊急会合を開催。
会合に先立ちイスラエル軍のダニエル・ハガリ(Daniel Hagari)報道官は、この攻撃に伴い現場で火災が発生したことについて「わが軍の弾薬だけでこの規模の火災が起きることはあり得ない」と語った。(c)AFP