【5月29日 AFP】中国は29日、台湾が「独立」を図る挑発行為を続ける限り、台湾への軍事的圧力を継続すると表明した。

 中国政府は21日、台湾の頼清徳(Lai Ching-te)総統が前日に行った就任演説を「台湾独立の告白」だと非難。23~24日に台湾周辺で軍事演習を実施した。

 台湾政策を担う中国の国務院台湾事務弁公室(Taiwan Affairs Office)の報道官は会見で、先週に続き、さらに軍事演習を実施する可能性があると発言。

「『台湾独立』を図る挑発行為が続けられる限り、中国人民解放軍(PLA)は国家主権を守り、領土保全のための対抗措置を取り続ける」と述べた。

 さらに、頼氏の発言は「極めて無謀」で「台湾海峡での紛争を招き、台湾の同胞に深刻な危害をもたらす」との考えを示し、「(こうした発言は)絶対に黙認、容認しない」「処罰しなければならない」と強調した。(c)AFP