【5月25日 AFP】サッカーイタリア・セリエAのACミラン(AC Milan)は24日、ステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督(58)の解任を発表した。契約は2025年まで残っていたが、25日に行われるリーグ最下位USサレルニターナ1919(US Salernitana 1919)との最終節が最後の指揮となる。

 今季のミランはリーグ2位でシーズンを終えるが、王者インテル(Inter Milan)には大差をつけられた。しかも、インテルには先月末のダービーに敗れて目の前で優勝を決められ、傷口に塩を塗られた形となっていた。

 ピオリ監督は、2021-22シーズンにミランを10-11シーズンぶりのリーグ優勝に導いたほか、昨季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2022-23)では、2006-07シーズン以来となるベスト4入りを成し遂げた。

 しかし、今季はチャンピオンズリーグで早期敗退を喫すると、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)でも同じイタリア勢のASローマ(AS Roma)に敗れた。

 イタリアメディアによると、後任候補には2022年からフランス・リーグ1のリール(Lille OSC)を率いているポルトガル人指揮官のパウロ・フォンセカ(Paulo Fonseca)氏の名前が挙がっている。(c)AFP