【5月25日 CGTN Japanese】中国南東部に位置する福建省アモイ市で22日、中国と湾岸協力会議(GCC)メンバー国を結ぶ初の複合一貫輸送ルートの発足式が開催されました。式典では、自動車部品を満載した「シルクロード海運」のスマートコンテナが輸送船に積み込まれ、サウジアラビアに向けて出発しました。

 これにより、「シルクロード海運」初のGCCメンバー国に向かう複合一貫輸送ルートの運行が常態化しました。同ルートは貿易業者のために平均1400元(約3万円)/TEUの物流コストを節約し、総コストの25%近くが削減できる上、所要時間は従来ルートより約7日間短縮されます。また、スマートコンテナには「北斗」とGPSのデュアル衛星測位システムが搭載されていることで、「シルクロード海運」国際海運総合サービスプラットフォームにより、コンテナ物流の状況をリアルタイムに追跡することができます。

 GCCメンバー国はアジア・アフリカ・欧州を結ぶ重要なハブで、「一帯一路」共同建設の重要なパートナーでもあります。複合一貫輸送ルートの開設により、「シルクロード海運」における中国内陸部の江西省南昌-沿海部の福建省厦門-サウジアラビアを結ぶ輸送ルートは、中国内陸部とGCCメンバー国を連結し、中国の中部・西部・南東部と中東地区の貨物往来に新たな物流ソリューションを提供しています。(c)CGTN Japanese/AFPBB News