【5月22日 AFP】米国では今年、221年ぶりに二つの周期ゼミ群の羽化が重なる。東部では「ブルード19 (Brood XIX)」と呼ばれる13年に一度だけ一斉に成虫が現れる13年ゼミの羽化が始まった。

 テネシー州ナシュビル(Nashville)では、地面に多数の穴が開き、セミの抜け殻が散らばっているのが確認できる。

 ブルード19は現在、テネシー、サウスカロライナ、ノースカロライナの3州で確認されている。今後、中西部で17年ゼミの「ブルード13(Brood XIII)」が羽化し始める。二つのブルードの生息域は、イリノイ州中部の一部地域で重なるとみられる。

 今年は、1兆匹を超えるセミが羽化すると考えられている。(c)AFP