【5月21日 AFP】インド・ムンバイ(Mumbai)で20日、着陸体勢に入っていた旅客機がフラミンゴの群れに突っ込む事故が起きた。旅客機は無事着陸したが、フラミンゴが少なくとも36羽死んだ。動物保護団体とメディアが21日、伝えた。

 事故が起きたのはムンバイ国際空港(Mumbai airport)。現地の自然動物保護団体は、同日夜、上空からフラミンゴの死骸が多数落ちてきたとの通報が相次いだとAFPに述べた。ムンバイ沿岸の湿地はフラミンゴの越冬地として知られる。

 ヒンドゥスタン・タイムズ(Hindustan Times)紙は、事故でフラミンゴが36羽死んだと報じた。

 政府のデータによると、ムンバイ国際空港では2018年1月から23年10月までの期間に、600件以上のバードストライクの発生が確認されている。動物保護団体によると、一度にこれだけ多数の個体が巻き込まれるケースは初めてだという。

 現場周辺には死骸がバラバラになって散乱しており、実際に死んだ数は36羽よりも多い可能性がある。(c)AFP