フューリー、ウシクのため「祈る」 トラッシュトーク封印で大一番へ
発信地:リヤド/サウジアラビア
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【5月17日 AFP】ボクシング、WBC世界ヘビー級王者のタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)は16日、WBAスーパー、IBF、WBO同級王者オレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk、ウクライナ)との4団体統一戦を前に、自身の準備は万端で相手のために祈っていると語った。
フューリーはこの日、サウジアラビア・リヤドで18日に行われる一戦に向けた記者会見に臨んだ。会場の最前列には、1999年にヘビー級最後の絶対王者となったレノックス・ルイス(Lennox Lewis)氏と、ベルトを奪った相手のイベンダー・ホリフィールド(Evander Holyfield)氏が並んでいた。
WBCのベルトを手に壇上に上がったフューリーは「準備は万端だ。良いファイトをする用意はできているということ以外、言うことはない。タフな試合でも簡単な試合でも、いずれにせよ準備はできている」などと簡潔にコメントするにとどめ、会見は落ち着いたムードで進行した。
先日には、フューリーの父ジョン(John Fury)氏がウシク陣営の1人に頭突きをして両陣営に火花が散っていたものの、選手同士は恒例のトラッシュトークを行わなかった。
そうした中でフューリーは、「試合前に彼のために祈りをささげる。二人とも無事に家族の元へ戻ること、それが重要なのだから」と話した。
戦績はフューリーが34勝(24KO)無敗1分け、ウシクが21戦全勝(14KO)でともに無敗を誇っており、勝った方が4団体時代ではヘビー級初の統一王者となる。(c)AFP