【5月14日 AFP】ボクシング、WBC世界ヘビー級王者のタイソン・フューリー(Tyson Fury、英国)は13日、サウジアラビア・リヤドで18日に予定されているWBAスーパー、IBF、WBO同級王者オレクサンドル・ウシク(Oleksandr Usyk、ウクライナ)との一戦を前に、4団体統一王者の称号に興味を持ったことは一度もなく、カネのためにボクシングをしていると語った。

 試合のメディアデーに先立ち、ウシク戦のペイパービュー宣伝活動として、この日英スカイ・スポーツのインタビューに臨んだヒューリーは、4団体のベルト時代では初となる同級統一王者を決める一戦の重要性について、「大騒ぎで『すごい、有頂天だ、最高だよ。ずっと夢見てきた4団体統一だ』と言うのは簡単だが、違う、そうはならない。それを目指したことなど一度もない」と一蹴した。

 また、プロとしての目標は2015年に達成したといい、「自分の目標は無敗王者になること、そしてウラディミール・クリチコ(Wladimir Klitschko、ウクライナ)を倒すことで、それ以外は全部ボーナスだ。クリチコに勝った後、もはやボクシングをする気力はなくなった」と明かした。

 さらに「世界ヘビー級の4団体統一王者になるのはボーナスで、それを手にすることなど問題ない。戸棚から100万ドルを出してくれるなら、それをもらうのと同じだ」「だが、そんなのは期待していない。この地位に立つことなど考えてもいなかった」と続けた。

「決してラクなジェットコースターではなかった。自分は五輪の金メダリストや、ゴールデンボーイでもなかった。厳しい道のりをのし上がってきたんだ」

「これまでの全てが厳しい道のりだった。歩くための線路は何もなく、自分の力だけでやり遂げてきたんだ」

 このインタビューが放送された同日には両陣営の間で衝突が起きており、フューリーの父親ジョン(John Fury)氏が額から流血した。ソーシャルメディアに投稿された動画では、ジョン氏がウシク陣営の1人に頭突きをしている様子が確認された。(c)AFP