【5月13日 AFP】23‐24ドイツ・ブンデスリーガ2部は12日、第33節の試合が行われ、ザンクトパウリ(FC St. Pauli)は3-1でVfLオスナブリュック(VfL Osnabrueck)を下し、13年ぶりの1部昇格を決めた。

 ダポ・アフォラヤン(Dapo Afolayan)の2ゴールとチーム得点王マルセル・ハルテル(Marcel Hartel)のゴールで勝利を決めたザンクトパウリは、2010-11シーズンに降格したトップリーグへの復帰を果たした。

 ザンクトパウリのファビアン・ハーツラー(Fabian Huerzeler)監督は「言葉では言い表せられない。信じられないほどの支援をしてくれたサポーターに何かを返すことができた」とし、「とても安ど感があるし、われわれの栄光のシーズンに良い形で報いた」と述べた。

 31歳で米国出身のハーツラー監督の下で、チームは驚異的な成長を続けている。2022年末の指揮官就任時、チームは降格圏寸前に沈んでいたものの、昨季終了時には4位に急浮上。ハーツラー監督は就任2年目にして仕事を成し遂げた。

 今季1試合を残して首位に立つザンクトパウリは、前日クラブ史上初の1部昇格を決めた2位ホルシュタイン・キール(Holstein Kiel)と同等以上の結果を最終節に残せば、優勝が決まる。

 また、フォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)は3位が確定し、ブンデス1部16位チームとの昇格・降格プレーオフに回ることが決まった。現在同順位にはウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)がつけており、プレーオフは2試合の合計スコアで争われる。(c)AFP