【5月1日 AFP】ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ(Alexander Lukashenko)大統領が4月30日、今夏のパリ五輪に出場する自国の選手に対して、対戦相手を「たたきのめせ」とはっぱをかけた。

 ロシアによるウクライナ侵攻を支援しているベラルーシは、開会式の入場行進は行えず、選手は中立の立場で出場する。

 大統領府によると、ルカシェンコ大統領は訪問先で「中立の立場で出場することを選んだ者は、相手をたたきのめし、本物のベラルーシ人であることを示せ」と発言した。

 中立出場についての考えを問われると「決めるのは選手」と答え、「選手が勝利を収めれば、われわれが政治的に彼らをたたく良い手段になる」と述べた。(c)AFP