【4月17日 AFP】ウクライナ北部の都市チェルニヒウ(Chernigiv)で17日、ロシア軍によるミサイル攻撃があり、少なくとも9人が死亡、20人が負傷した。

 ビャチェスラフ・チャウス(Vyacheslav Chaus)州知事は国営メディアに対し、ミサイル3発が市中心部に着弾し、少なくとも9人が死亡、約20人が負傷したと話した。「多数のビルと民間インフラが破損した。車数十台が破壊された」

 チェルニヒウのオレクサンドル・ロマコ(Oleksandr Lomako)市長は、市内の「人口密集地」にミサイルが撃ち込まれたとし、捜索救助活動が続けられていると説明した。

 チェルニヒウへの攻撃を受けてウクライナのゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領は、支援が十分であればロシアの攻撃を防げた可能性があったとSNSで述べた。「防空兵器の供与が十分であれば、そしてロシアの脅威に抵抗しようという世界の覚悟が十分だったなら、このようなことは起きなかった」とした。

 チェルニヒウ州はベラルーシとも隣接しており、侵攻初期には一部が占領されたが、ロシア軍が撤退してからここ2年間は大きな被害が出ていなかった。(c)AFP